バックナンバー:2010年10月
線香をつくる技術は、江戸時代初期に中国から伝えられましたが、どのようにして伝えられたかに関しては諸説あります。五島一宮という人が中国・福建省からその製法を持ち帰り、長崎で線香をつくりはじめたとする説、堺の薬種商、小西弥十郎如清が朝鮮半島に渡り、線香の製造方法を習得して帰国した話しなどがあります。それまでの抹香より扱いが手軽なことから、瞬く間に全国に広がりました。
現在お香には、法事など焼香の際に使われる「抹香」「焼香」などと、日常生活で一般的に使われる「線香」がありますが、抹香や焼香は火種の扱いが面倒であること、高価なことなどを理由に、日常生活で使用する人は少ないようです。
お香は仏教の伝来とともに日本に持ち込まれたとされます。
754年に鑑真和尚の来日とともに煉香の手法が伝わると、お香は仏教儀式
のみに使われるという枠から離れ、香り自体を楽しむ、という文化に発展していきました。
一休禅師によって紹介された『香の十徳』では、香は①感格鬼神(感覚を研ぎ澄ます)、②清浄心身(心身を清浄にする)、③能払汚穢(穢れを取り除く)、④能覚睡眠(眠気を覚ます)、⑤静中成友(孤独な中でも安らぎを得る)、⑥塵裡偸閑(多忙時にも心を和ます)、⑦多而不厭(たくさんあって
も邪魔にならない)、⑧寡而為足(少量でも十分に香りを放つ)、⑨久蔵不朽(年月を経ても朽ちない)、⑩常用無障(常用しても害がない)などの肉体的・精神的な効用が説明されています。
今日、小豆沢墓苑前の道路の舗装工事が行われています。
小豆沢墓苑真向かいのショッピングセンターの開店にともない、道路工事が
行われています。
以前よりも道路幅が拡張され、安全になりそうです。
上方より、普段見ることもできない道路作りを見ることができ、とても勉強になりました。
まだまだ、工事が終わらないようで、工事作業の方々、とてもお疲れ様でございます。
お香を焚くという行為は仏式の作法のひとつです。これは仏様やご先祖様にその香りを楽しんでいただくためのもので、ロウソクやお花、ご飯や水をお供えすることと同様の「お供え」となります(この5つのお供えは、仏様へのお供えの基本であるとされ、五供といいます)。また、同時に、日々けがれた生活を送っている私たちが自らの心身を清めるためのものでもあります。
現在、神前用、七夕などの行事、お祭り用、またインテリアとして、伝統的なデザインを踏襲しながらも、現代的な雰囲気を持つデザインの提灯が増えてきています。盆提灯にも新しいデザインのものが増えてきました。
提灯の素材は本来、和紙と竹ひごで作られています。また、手板や加輪、
脚部などには木材が使用されています。そのため提灯の産地には、和紙の
産地で、それを漉く川があり、竹や木材の産地であることが必要な条件と
なります。岐阜や八女(福岡)は、これらの条件を満たしており、提灯の
産地として有名です。
そして江戸時代頃から、この迎え火の火を提灯に移し、お盆の期間中飾り
つけるという風習がはじまりました。最近では都心の住宅事情もあって、
実際に火を焚くことができない場合が多いため、提灯のあかりで、迎え火、送り火とするようになりました。
フリーダイヤル 0120-594-108 東京都板橋区小豆沢3-7-32 小豆沢墓苑2F