蓮華堂ブログ

カテゴリー:お墓・供養

数珠の珠の数は、108個が基本となっています。というのは、私たちの心が108にも動き、変わり、乱れるということからで、これを108煩悩といっています。しかし、実際私たちが使っている数珠の珠の数は、108以外にも、持ちやすいように半分の54、またその半分の27、108個にちなんだ18などいろいろな形式があります。珠には、親玉といわれ、房のついているT字型の穴のあいているものがあり、これが数珠の中心となります。丸く輪になっているのは、仏の心を私たちの心の中に通し、心が丸くすなおになることを意味しています。

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お仏壇に向かって礼拝するときや、お葬式、法事、お彼岸の墓参りのときに手にするのが、数珠(じゅず)です。“珠数”とも書き、念珠(ねんじゅ)とも呼びます。もともとは、念仏を唱える際に、何回唱えたかを数えるため一声ごとに一玉づつ繰って用いられていました。

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寿陵はもともと中国ではじまったものですが、日本でも「日本書紀」や
「聖徳太子伝暦」のなかで、今からおよそ1300年以上前に聖徳太子や
蘇我入鹿が生前に自分のお墓をつくったという記録が残っています。時代の流れから現在増加している寿陵も、案外、本来のお墓の姿に戻っているのかもしれません。

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また、お墓は課税の対象にはなりませんので、相続の際に相続税はかかり
ませんし、不動産取得税・固定資産税などもかかりません。親が寿陵墓を
造っておけば、相続の時に墓地代は除外することができるのです。
お墓だけでなく仏壇や礼拝物などは、高価なものでも税はかからないので、節税対策としてのメリットがあります。

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誰か身内が亡くなった時、「すぐにお墓を…」といっても、墓地の立地環境や交通の便などを考えていると意外に時間が掛かるものです。満足のいく
墓地を見つけることはそう簡単なことではありません。実際墓地を建てるにしても、石材の加工や工事期間を考えれば最低でも1カ月以上はかかってし
まいます。その意味で寿陵を建てておけば、いざというときでも「安心」
です。まず、何よりも後に残った家族への負担を軽減することができる
からです。

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寿陵墓の場合も、亡くなったあとに建てられたお墓と同じように墓前で
お坊さんに開眼(入魂)のお経を唱えていただき、魂を迎え入れることが
必要です。分家であっても開眼法要を行うことによってご先祖との絆が
生まれ、「先祖代々の墓」になります。
法要のいとなみ方については宗派によって異なりますので、事前に菩提寺に相談されたほうがよいでしょう。

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通常、墓石を建立したら、最初に墓石に魂を入れる「入魂式」を行います。お墓に限らず、仏像や仏壇、仏画、卒塔婆、位牌、石塔などはすべてこの
ような儀式を経てはじめて霊験ある存在になります。つまり魂を入れない
墓石はただの石にすぎないのです。

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「逆修」は善根を導き、それによって功徳がもたらされます。そして
「功徳」はさらに、子から孫へと残すことができ、未来の繁栄と幸福に
つながると言われています。今までは、身内が亡くなったあと、法要等に
あわせてお墓を建てる人が多かったのですが、お墓をいつ建てるべきかに
ついては仏教の教義の上でも特に決まりがありません。思い立ったときこそが、お墓購入の最良の時期といえます。生前に自分の「寿陵墓」を建てる
ことも選択肢の一つでしょう。

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生きているうちにお墓を建てると早死する、または悪いことが起きると言う
人も多いようですがそれは迷信です。「寿陵」の寿の字が示すように「家に幸せをもたらし、長寿が約束される」といわれ、大変おめでたいお墓なの
です。仏教の教えにおいても、「寿陵」を建てることは、「逆修(ぎゃく
しゅう)」、すなわち「生前、自分のために仏事をいとなみ、冥福を祈る
こと」を為すことになります。

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寿陵の「寿」という文字は、じゅと読んで、長寿・長命など、いのちを
長らえるという意味で使われます。また、ことぶぎと読むときには、
おめでたい祝いごとを表します。そして「陵」は“みささぎ”と読み、
中国では古くから「皇帝の墓」という意味で使われてきました。日本でも
天皇の墓を「御陵(ごりょう)」と呼んでいます。

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