蓮華堂ブログ

曹洞宗まめ知識 3

ぐずついた天気の一日でした、tatuです。

小豆沢墓苑では在来仏教の一つ曹洞宗によるご法事も執り行えます。

歴史後半
わが国に曹洞宗を開いた道元は、正治2年(1200)内大臣久我通親の子と
して京に生まれました。幼くして両親を失った道元は、13歳の時に
比叡山に上り、天台教学を学びます。しかし、天台宗に疑問を抱き、
18歳で建仁寺に栄西を訪ねます。そして貞応2年(1223)に中国に渡り、
如浄を師として曹洞禅を学びました。
身心脱落の境地を得て帰国した道元は、宇治に興聖寺を開きます。
その後、越前に移り永平寺を建て、自らの理想とする正伝の仏法の提唱と
弟子の養成につとめました。
道元から4代目にあたる瑩山は、多くの優れた弟子を養成しながら
大衆教化にもつとめ、現在、日本最大の寺院数を誇る曹洞宗の素地を
つくりました。曹洞宗では道元を宗派の父、瑩山を母にたとえ、両祖と
仰いでいます。

お仏壇の飾りかた
お仏壇の中央に、ご本尊の釈迦牟尼仏をまつり、脇に文珠・普賢の
三尊形式とするか、向かって右に道元禅師を、左に瑩山禅師を配して
「一仏両祖」の三尊仏形式としてまつります(一仏両祖を一本とした、
三尊仏の掛け軸もあります)。また、右に達磨大師を、左に道元禅師と
瑩山禅師をまつる場合もあるようです。

投稿者:tatu | 投稿日:2010/05/19