蓮華堂ブログ

臨済宗まめ知識 3

こんばんは、tatuです。

小豆沢墓苑では在来仏教の一つ臨済宗によるご法事も執り行えます。

歴史
弟子が師匠から法を受け継ぐことを、特に禅宗では重視します。
それは、仏教開祖のお釈迦さまの悟りを引き継いでいる、ということを
大切にするからなのです。禅宗はお釈迦さまから28代目にあたる菩提達磨によって中国へ伝えられました。そして、達磨から6代目の六祖慧能、
さらに慧能から5代目の臨済義玄に法が引き継がれ、中国に臨済宗が
開かれました。日本に臨済宗をもたらした明庵栄西や、円爾弁円は
中国へ渡ってこの教えの流れを引き継いだのです。さらに、中国から
帰化した蘭渓道隆や無学祖元なども日本へ臨済宗を伝えました。
室町時代には武家の帰依を受けた夢窓疎石らによって臨済宗は発展を
遂げ、建築や水墨画、文学などの禅文化が花開きます。また、大応国師、
大燈国師、関山慧玄によって「応燈関の法灯」と呼ばれる系譜も形成
されます。そして、江戸時代中期に自隠慧鶴によって現在に直接つながる
臨済宗の教義が完成したのです。

投稿者:tatu | 投稿日:2010/05/15