蓮華堂ブログ

真言宗まめ知識 3

今日で長連休が終わりですね、tatuです。

小豆沢墓苑では在来仏教の一つ真言宗によるご法事も執り行えます。

歴史前半
7世紀中頃のインドで当時衰退の傾向にあった仏教の復興運動が
おきました。この運動によって密教が盛んになり、西インドで
『大日経』が、南インドで『金剛経』が成立します。『大日経』は
善無畏三蔵によって陸路で、『金剛経』は金剛智三蔵によって海路で
中国に伝えられました。中国に伝わった密教は、初めこの2派に分かれて
いましたが、空海の師匠である恵果和尚によって統-されます。
弘法大師空海は宝亀5年(774)讃岐国に生まれ、15歳で都にのぼり、
仏教をはじめさまざな学問を学び、各地の山野で修行しました。そして
密教の実践を学ぶため中国へ留学、恵果に入門します。恵果は空海に会う
なり「私はあなたが来るのを待っていました。すぐに密教の奥義を伝えま
しょう」と言ったそうです。つまり恵果は1000人を超える弟子の中から、正統な密教の継承者として空海を選んだのです。空海は帰国後、全国行脚を経て真言宗を開きます。

投稿者:tatu | 投稿日:2010/05/09